愛国競争運動

65年前の1948年6月11日に、ホーチミン主席は「飢餓や、無知識、侵略者といった3つの敵と戦う」をテーマにした愛国競争運動を提唱しました。それ以来、この運動はベトナム全社会に広がり、大きな原動力となり、ベトナム国民が国の防衛建設事業において収めてきた多大な成果に寄与しています。

ホーチミン主席の提唱による「愛国競争運動」は科学研究のテーマともなっています。これに関し、ベトナム共産党の電子新聞の編集長を務めるドア・ズイ・クアト(Dao Duy Quat)博士は次のような見解を述べています。

(テープ)

「愛国競争に関するホーチミン思想がその競争活動の内容に反映されます。その目標はそれぞれの機関や、部門、地方、団体の政治的任務と結びつかなければなりません。各競争運動の精神的な原動力は、愛国心や、自尊心、労働意欲などで、そして、その物質的な原動力は個人・団体・社会の利益の調和です。ホーチミン主席は『愛国者であれば、愛国競争運動に参加する必要がある。そして、愛国競争運動に積極的に参加する人は愛国者である』と教えました」

愛国競争運動 - ảnh 1
国民各層が愛国競争運動に積極的に参加

現在、愛国競争運動は新しい発展段階に押し上げられました。近年、各省庁や、部門、地方、機関、団体は様々な形でこの運動を進めています。中でも、枯葉剤被害者を支援する運動や、国の海と島を保護する運動、飢餓一掃貧困解消運動、青年ボランティア運動などは全社会に積極的な影響を及ぼしています。

特に、最近提唱された「新農村作り運動」は積極的に展開され、ベトナム農村部に変貌をもたらしています。こうした中、全ての部門は内部の愛国競争運動を進めています。科学技術部門はその例の1つです。

科学技術省のチャン・バン・トゥン(Tran Van Tung)次官は次のように明らかにしています。

(テープ)

「科学技術省は愛国競争運動を進めていますが、そのうち、ほかの省庁や機関、農民たちと連携して農産物の付加価値を作る運動もあります。私たちは植物の遺伝子の保存から、農産物のブランド作りや、農家向けの栽培技術ガイダンスなどまで、様々な活動を行っています。この運動により、農家の収入はより高くなりました。これは愛国競争運動の適切な形だと思います」

一方、ベトナム人民軍も愛国競争運動を積極的に進めています。その目的は戦闘力の向上だけでなく、国の経済発展事業への貢献でもあります。

国防省の政治総局所属宣伝訓練局局長であるグエン・タィン・トゥアン(Nguyen Thanh Tuan)中将は次のように明らかにしています。

(テープ)

「人民軍の愛国競争運動の一環として、先ごろ、通信部隊は新型の通信機を生産できるようになりました、これにより、外国製品への依存度が低下しました。特に、これはベトナム人民軍が近代技術をマスターできるようになったことを示します。これは愛国競争運動の結果といえます」

裁判部門も愛国競争運動を積極的に展開しています。具体的な行動や計画で、同部門の愛国競争運動は常時活動となっています。

最高人民裁判所のブイ・ゴック・ホア(Bui Ngoc Hoa)副長官は次のように話しています。

(テープ)

「裁判活動を通じて、裁判部門は、犯罪防止対策活動や、社会秩序の維持、安全保障の確保に寄与しています。いかなる状況においても、裁判官はホーチミン主席の教えを忘れず、それを行動指針とします。特に、近年、愛国競争運動は裁判官の思想面での変貌をもたらしています」

65年前にホーチミン主席が提唱した「愛国競争運動」が今後も引き続き広がり、ベトナムの建設発展事業に寄与することでしょう。

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