2016年におけるベトナムのFTAの履行

2017年1月11日 - 16:11:35

2016年はベトナムが二国間と多国間の多くのFTA=自由貿易協定を締結する年であり、又、いくつかのFTAが発効した年でもあります。昨年、ベトナムの関係各機関と企業はFTAが経済にもたらすメリットを活用するため、様々な措置を取りました。


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2016年、ベトナムは二国間と多国間の多くのFTAを締結した他、ベトナム・EU=欧州連合とのFTAに関する交渉を完了しました。同時に、ベトナムはRCEP=東アジア地域包括的経済連携、ベトナム・イスラエル、ベトナム・キューバ、及び、ASEAN=東南アジア諸国連合・香港のFTAの交渉を進めていました。国際社会への参入範囲は商品取引からサービス取引に拡大され、その中で、金融、投資、国営企業に関するサービスがあります。

各部門、機関、地方から展開

財政面における国際社会への参入に関して、財務省は政府に対し、10件の特別優遇輸入税率表を提出しました。そして、2016年9月1日、この税率表は発効しました。同年、ASEANの財務大臣らは2025年までの財政面での参入に関する戦略的行動計画を採択しました。そして、2016年、ベトナム財務省はすでに発布された通達に基づき、輸入税率に関する公約を引き続き履行すると共に、輸出入税に関する公約のロードマップを作成しました。例えば、ベトナム・韓国のFTAにおける公約を履行するため、ベトナムは韓国からの8521件の輸入品目を対象に輸入税を撤廃し、輸入総額のおよそ93%を占めています。貿易分野におけるFTAの公約の履行に関して、商工省のチャン・トアン・アイン ( Tran Tuan Anh) 大臣は次のように語りました。

(テープ)

「近年、我々は世界経済への参入に関する一連の公約を履行してきました。原則的に、小売業に進出する外資系企業にオープンな政策を取ることを公約しました。これと同時に、国内企業の小売市場を合法的に調整するための手段を取っています。現在、商工省は2017年の小売業の発展に関する戦略的提案と2025年のビジョンを作成しています。その他、国内製品と国内市場を保護するための技術的障壁を構築、完備しています」

また、各部門、機関、地方は体制に関する障壁の解除を行うと共に、企業に対する情報提供を強化し、市場や相手の模索と競争力の向上に取り組んでいるを支援しています。

主体的参入と直面している試練

一連の次世代のFTAを締結するベトナム企業は多くのチャンスに恵まれた一方で、少なくない試練にも直面しています。ベトナム商工会議所が2016年、企業1500社を対象に実施した調査結果によりますと、FTAがもたらすチャンスを活用するため、企業の88%は生産能力を改善する計画があります。ベトナム商工会議所が所属するWTO=世界貿易機関担当センターのグェン・テイ・トゥ・チャン センター長によりますと、企業の大部分はこの前と比べて、FTAを履行する用意があります。ベトナムの企業各社はFTAがもたらすチャンスを十分に認識した上で、生産方式や製品の構造を転換しています。その中で、各企業は製品の品質向上、新しい技術の導入、及び、新しい市場の進出を集中的に行っています。しかし、FTAを履行する用意がない企業もすくなくありません。企業にとって、FTAにおける公約を理解し、競争力による試練を乗り越えることは非常に重要な意義を持っています。経済専門家ファム・チ・ラン ( Pham Chi Lan) 女史は次のように語りました。

(テープ)

「世界経済への参入において、ベトナムは『経済を発展させるためには企業を始め、国内の力に依拠しなければならない』ということを十分に認識しています。世界経済への参入は重要なことであり、その参入により、国内の力が強化され、(世界における)ベトナムの競争力が向上されれば、その参入は価値があると思います」

2016年、ベトナムは次世代のFTA協定の履行に着手しました。FTAを主体的に実施し、FTAがもたらすメリットを生かすことはベトナムの世界経済への参入に有利な条件を作り出すことでしょう。