ベトナムとEU間の貿易投資協力の促進

(VOVWORLD) -商工省の統計では、2000年~2018年までの18年間に、双方の貿易取引総額は2000年の41億ドルから2018年までに13倍増に当たる558億4千万ドルに達した。

      今週の7月30日、ホーチミン市で、商工省とベトナム駐在EU=欧州連合の代表、ベトナム駐在欧州商工会議所・ユーロチャムの共催により、ベトナム・EUビジネス・フォーラムが行なわれました。このフォーラムは去る6月に締結されたEVFTA=ベトナムとEUとの自由貿易協定がもたらすチャンスと試練を集中的に討議するため開かれたものです。

フォーラムで、欧州連合ベトナム事務所の経済・貿易委員会委員長のMiriam Garcia Ferrer女史は「EVFTAの履行により関税障壁が撤廃されることから、中小企業に多くのチャンスをもたらす。しかし、各企業がEU市場へ長期的にアクセスする為には、市場の情報や、EUの規定を確実に把握する必要がある。その一方で、この協定の恩恵を長期的に受けるために、ベトナムからの輸出製品は、EUの基準を遵守し、製品の質量と企業の信頼度を証明しなければならない。」と明らかにしました。

一方、在ベトナム欧州商工会議所(ユーロチャム)のJEAN JAQUES BOUFLET副所長は、「EVFTAとEVIPA=ベトナム・EU投資保護協定の履行により、EUからの資本はベトナムへシフトする傾向がある。その投資は、クリーンエネルギー、農業経営、食品生産に集中する」と強調しました。

商工省のホアン・コック・ブオン次官は「ベトナムとEUが1990年に外交関係を樹立して以来、双方の経済、貿易、投資関係は絶え間なく発展している。商工省の統計では、2000年~2018年までの18年間に、双方の貿易取引総額は2000年の41億ドルから2018年までに13倍増に当たる558億4千万ドルに達した。」と明らかにしました。

現在、ベトナムは、EU市場に繊維製品、革靴、携帯電話、コンピューター、農産物などを主に輸出しています。

直接投資について、2019年6月末現在、EUの27カ国と地域が、ベトナムで投資総額531億ドル相当の3205件の投資プロジェクトを実施しています。これにより、EUは、ベトナムにとって上位の経済・貿易・投資相手の一つとなっています。

ブオン商工次官によりますと、EVFTAとEVIPAは、双方の国民、企業の需要に応えるとともに、双方の輸出製品に複数の恩恵を与えると評価されています。

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