G7サミット “イランの核保有認めず” 各国首脳が一致
(VOVWORLD) -フランスで開かれているG7サミット=主要7か国首脳会議は、初日の夕食会で、イラン情勢などをめぐって意見を交わし、各国首脳は、イランに核保有させないことや、地域の平和と安定を求めていくことで一致しました。
G7サミットに参加する各国の代表=Al Jazeera |
G7サミット=主要7か国首脳会議がフランス南西部のビアリッツで、日本時間の25日未明、開幕し、初日は各国の首脳による夕食会が開かれ、地域情勢などをめぐって、意見が交わされました。
日本政府の関係者によりますと、安倍総理大臣は、ことし6月のみずからのイラン訪問に触れたうえで「イランによるウラン濃縮レベルの超過を深刻に懸念している。日本として、引き続き、粘り強い外交努力を継続する」と述べました。
そして、各国の首脳は、イランに核保有させないことや、誰も戦争を望んでおらず、地域の平和と安定を求めていくことで一致しました。
一方、中東のホルムズ海峡の安全確保のため、アメリカが結成を目指している有志連合をめぐる議論は行われなかったとしています。
また、2014年にウクライナ南部のクリミアを併合して以降、サミットから除外されたままとなっているロシアの復帰についても、意見が交わされました。
アメリカのトランプ大統領が、ロシアを復帰させてG8に戻すべきだと訴えていることも踏まえて、議論が行われたものとみられますが、議論の内容をいっさい公表しないことを確認したとしています。(NHK)