キム委員長の「執事」 モスクワを離れる

(NHK)朝鮮民主主義人民共和国のキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長の「執事」とも呼ばれる国務委員会のキム・チャンソン部長が、滞在先のロシアのモスクワを離れました。

キム委員長とプーチン大統領による初めての首脳会談の実現に向けて準備を進めたとみられます。

朝鮮民主主義人民共和国の国務委員会のキム・チャンソン部長は、今月19日に中国の北京経由でモスクワ入りしたとみられていましたが、23日、モスクワの空港に姿を見せ、ターミナルの建物の中に足早に入っていきました。

キム部長は、キム・ジョンウン朝鮮労働党委員長の「執事」とも呼ばれ、シンガポールとベトナムで米朝首脳会談が行われた際にも事前に現地入りし、キム委員長が宿泊するホテルなどを視察しました。

ロシアと朝鮮民主主義人民共和国の両政府は、プーチン大統領とキム委員長による初めての首脳会談に向けて調整を行っていて、キム部長はモスクワ滞在中、首脳会談の実現に向けて準備を進めたとみられます。

また、キム部長は、モスクワを離れたあと、北京には向かっていないとみられることから、ウラジオストクなどロシアのほかの都市で両国の首脳会談の準備をさらに進める可能性もあり、動向が注目されます。

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