サイクロン アフリカ南東部の死者700人超える

(NHK) -今月中旬、アフリカ南東部を襲ったサイクロンで特に大きな被害を受けたモザンビークでは、確認された死者の数がさらに増えて400人余りになり、ジンバブエやマラウイと合わせて犠牲者の数は700人を超えました。

被災地では、国連や援助団体が被災した人たちへの支援活動を続けています。

アフリカ南東部は今月中旬、サイクロン「イダイ」の直撃を受け、モザンビークやジンバブエなど広い範囲で大雨や強風に見舞われました。

特にモザンビークでは港湾都市のベイラが、洪水で市街地の大半が水につかる被害を受け、モザンビーク政府は23日、確認された死者の数はさらに増え417人にのぼったことを明らかにしました。

このほか隣国のジンバブエでは259人マラウイでも56人が死亡し、サイクロンの影響による死者は合わせて700人を超えています。

被災地では大勢の人が浸水のため自宅から避難していて、国連や援助団体が食料や水を届けるなど緊急の支援活動を続けています。

しかし浸水で道路が寸断され、支援物資の輸送は、もっぱらヘリコプターで行われているということです。

また「国際赤十字・赤新月社連盟」は、被災した地域でコレラへの感染が複数報告されているとして、衛生状態の悪化から、感染症の拡大が懸念されるとしています。

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