ベトナム、APECの積極的なメンバー

(VOVWORLD) -18 日午前、パプアニューギニアの首都ポートモレスビーで、APEC=アジア太平洋経済協力会議の第26回首脳会議が開幕しました。
ベトナム、APECの積極的なメンバー - ảnh 1       (写真:TTXVN)

開幕演説に立ったパプアニューギニアのピーター・オニール首相は「包摂的成長のチャンスを掴み、デジタル化された未来へと進もう」をテーマにした今回の首脳会議は地域の重要な経済フォーラムというAPECの役割を強調すると共に、貿易と投資を促進し、アジア太平洋地域を世界の成長と連携の原動力にすることに寄与すると明らかにしました。

その後、APECの指導者は「デジタル化された未来を通じた包摂的成長のための統合」に関する会議に参加しました。会議はデジタル経済に関する行動計画を採択すると共に、デジタル格差の縮小を目指し、技能開発、能力向上の協力、デジタルインフラへの接近などで一致しました。また、APECの指導者は2020年をめどに、ボゴール目標を遂行すること、2025年までのAPEC統合マスタープランの展開、貿易の円滑化などで一致しました。

会議で、発言に立ったグェン・スアン・フック首相はAPEC加盟諸国間の発展の格差を縮小するため構造改革を強化すること、越境電子商取引に関する構想を効果的に実施することを提案しました。

また、「APECは次世代の規制と法律を基礎にした開放的で多国間の貿易体制への支持を表明すると共に、ASEAN=東南アジア諸国連合、G20 =主要20カ国・地域、ASEM=アジア欧州会合などとの協力を促進するためのコーディネーターとしての役割を担う必要がある」と強調しました。

フック首相は「APECに加盟してからこの20年間、ベトナムはAPECの諸活動に積極的に参加し、平和、安定、繁栄したアジア太平洋経済共同体のビジョンの実現に大きく貢献してきた」と明らかにしました。

同日正午、APECの指導者は「デジタル時代における包摂的成長の促進」に関する会議に参加しました。会議で、発言に立ったフック首相は「APECがインベンション・イノベーションに関する構想を出し、アジア太平洋地域を世界の技術の中心地にするよう提案しました。

また、「APECが食糧安全保障を始め、グローバルな試練への対応に積極的に貢献すると共に自然災害への対応にハイテクを利用している発展途上諸国を支援するよう呼びかけました。

さらに、フック首相は「ベトナム政府は建設的政府づくり、持続可能な成長、社会福祉、環境保護、第4次産業革命に関する国家戦略の実施に取り組んでいる」と明らかにしました。


 

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