朝鮮民主主義人民共和国、米国務長官を批判 「対話・対立双方の用意ある」

(VOVWORLD) -23日、朝鮮民主主義人民共和国の李容浩(リ・ヨンホ)外相は、朝鮮民主主義人民共和国はアメリカとの対話と対立のどちらでも用意ができていると述べ、アメリカは制裁を続ければ見込み違いになると警告した。

さらに、ポンペオ米国務長官について、非核化協議を複雑化させているだけだと批判しました。国営のKCNA=朝鮮中央通信が報じました。

米朝の実務者協議は、2月にベトナムで行われた2回目の米朝首脳会談が物別れに終わって以降、頓挫しています。

6月にトランプ米大統領と朝鮮民主主義人民共和国の金正恩朝鮮労働党委員長が、南北の非武装地帯で3回目の首脳会談を行い、核問題を巡る協議再開で合意しましたが、まだ実現していません。

3回目の首脳会談以降、朝鮮民主主義人民共和国は、米朝首脳の親密な関係構築を称賛する一方で、米側の交渉責任者であるポンペオ国務長官を、もっと節度のある人物と交代させるよう米側に要求しています。

李外相は、ポンペオ長官を「制裁という使い古されたレトリック」を使う「米国外交の頑固な毒」だと指摘しました。

李外相は、ポンペオ長官が今週、メディアのインタビューで、朝鮮民主主義人民共和国が非核化しなければ、アメリカは非核化が正しい道だと朝鮮民主主義人民共和国に納得させるまで、史上最強の制裁を維持すると述べたことに言及し、「かれ(ポンペオ長官)は、不心得にもそのような思慮に欠ける発言をした。その発言は、われわれを失望させ、あのような者と問題を解決できるのかと疑念をもたせた」と表明しました。

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