ASEAN+3協力枠内を促進

(VOVWORLD) -貿易分野では、ASEANと中国・韓国・日本の3か国との貿易額は2017年に8073億ドルにのぼっており、ASEANの貿易総額の3分の1を占めています。
ASEAN+3協力枠内を促進 - ảnh 1   ASEANと中国との会議(写真:infonet.vn)

シンガポールで開催中のASEAN東南アジア諸国連合の第51回外相会議と関連会合の一環として、4日午前、ASEANと中国、韓国、日本の3か国による外相会議(ASEAN+3外相会議)が行われました。会議で、外相らは、2018年~2022年期のASEAN+3行動計画を精力的に展開する決意を示し、ASEAN+3協力枠内を効果的かつ実質的に展開することで一致しました。

また、ASEAN+3協力枠内が設立されてからのこの20年、この枠内は東南アジアと東北アジアをはじめ、アジア太平洋地域全体の平和・安定・繁栄に貢献していると評価しました。特に、貿易分野では、ASEANと中国・韓国・日本の3か国との貿易額は2017年に8073億ドルにのぼっており、ASEANの貿易総額の3分の1を占めています。

中国の王毅外相は記者団の質問に対し、ASEAN+3協力枠内は東アジア地域の繁栄に重要な役割を果たしていると評価しました。

そして、閣僚らは、ASEANの中核的な役割の重要性を強調し、アジア太平洋地域の各問題解決に対するASEANの役割を強化することで一致しました。

地域と国際問題について、閣僚らは、南北首脳会談や米朝首脳会談をはじめ、朝鮮半島の最近の動きを高く評価し、朝鮮半島の非核化促進と平和・安定の維持を支持する姿勢を示しました。

ベトナム東部海域(南シナ海)問題について、閣僚らは、同海域の平和・安定・安全保障・航行の自由を維持することの重要性を強調するとともに、DOC=海上行動宣言を完全に履行すること、1982年国連海洋法条約をはじめ、国際法に従って紛争を平和的に解決すること、COC=海上行動規範を早期に作成することなどを呼びかけました。また、ASEANと中国がCOCを目指す交渉のたたき台となる文書を一本化して取りまとめたことを歓迎しました。

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