EU、米製品への報復関税を発動 世界経済への影響に懸念

【AFP】EU=欧州連合は22日、バーボンウイスキーやジーンズ、オートバイなどの米国を象徴する製品に対する28億ユーロ(約3600億円)規模の報復関税を発動しました。

EU、米製品への報復関税を発動 世界経済への影響に懸念 - ảnh 1 クロード・ユンケル欧州委員会委員長(写真:AFP/TTXVN )

EUの官報によりますとこの関税は午前0時に発動しました。既に米中貿易の緊張を警戒していた世界の株式市場にとってさらなる懸念材料となっています。

人口5億人の巨大市場である欧州各地では関税発動によってスーパーマーケットや工場の生産現場にある米国製品の価格が引き上げられます。アメリカはメキシコやカナダにも追加関税を課しており世界的な貿易戦争への懸念が強まっています。金融市場も世界経済に対する重大な影響を懸念しています。

ドナルド・トランプ大統領が輸入鉄鋼への関税を25%、輸入アルミニウムへの関税を10%に引き上げると発表したことを受けて、EUは3月に報復関税を課す米国産品のリストを公表していました。アメリカの鉄鋼・アルミ関税の対象にはカナダ・メキシコをはじめとする米国の同盟国も含まれています。

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