アフガニスタン 州知事のボディーガードが警察幹部ら殺害
(NHK)アフガニスタン南部で18日、地元の警察やアメリカ軍の幹部が会合に出席していたところ、反政府武装勢力タリバンのメンバーと見られる男に襲撃され、警察や情報機関のトップが死亡しました。
(写真:AFP/TTXVN) |
アフガニスタン南部、カンダハル州にある州知事の庁舎で18日、地元の警察やアメリカ軍の幹部などが出席した会合が開かれ、終了後、出席者らが建物の外に出たところ男が突然、発砲しました。
州政府などによりますと、この事件で、地元の警察と情報機関のトップ、少なくとも2人が死亡しました。
また、現場には、アフガニスタンに駐留するアメリカ軍のトップ、ミラー司令官もいましたが、アメリカ軍によりますと、司令官は無事で、兵士などアメリカ人3人がケガをしたということです。
襲撃した犯人は、同席していた州知事のボディーガードの1人で、その場で射殺されたということです。
犯行後、反政府武装勢力タリバンが声明を出し、「ミラー司令官と警察のトップを狙った」として犯行を認め、ボディーガードがタリバンのメンバーだったことを示唆しました。
出席者らは20日投票が行われる議会下院の選挙の安全対策などについて話し合っていたということですが、会合そのものが狙われて大きな被害が出たことで、選挙の円滑な実施を危ぶむ声がさらに強まりそうです。