アフガン空港で自爆、14人死亡60人負傷 副大統領の帰国狙う?
【AFP】アフガニスタンの首都カブールの国際空港の入り口で22 日、自爆攻撃があり、少なくとも14人が死亡、60人が負傷しました。当局が明らかにしました。
(写真:IRNA/TTXVN) |
空港には、亡命していたアブドルラシド・ドスタム第1副大統領の帰国を出迎えるため、大勢の人が集まっていたといいます。この攻撃について、イスラム過激派組織「IS=イスラム国」が犯行声明を出しました。
ドスタム副大統領の報道官によりますと、同氏は無事だったといいます。
カブール警察の報道官は、14人が死亡、60人が負傷したと発表しました。死者のうち9人が治安部隊と交通警察の隊員だったとしています。
米テロ組織監視団体SITEインテリジェンス・グループは、ISがプロパガンダ機関アマックを通じて犯行声明を出したと発表しました。
ドスタム第1副大統領をめぐっては、政敵への性的暴行と拷問を企図したとされる疑惑が浮上していました。同副大統領は容疑を否認したものの、昨年5月にアフガニスタンを出国し、その理由を健診と家庭内の事情と説明していました。
ドスタム氏の帰国についてはこれまで多くの憶測が広がっており、同氏が伝統的に支持基盤としてきたアフガニスタン北部の数州で激しい抗議行動を招いていました。