イラン外相 米とサウジを強くけん制 武器売却で

(NHK)イランのザリーフ外相が22日、首都テヘランでNHKのインタビューに応じ、サウジアラビアのジャーナリストが死亡した事件について徹底した原因の究明を求めたうえで「アメリカはサウジアラビアに多額の武器を売却し、中東に混乱をもたらしてきた」と述べ、アメリカやサウジアラビアを強くけん制しました。
イラン外相 米とサウジを強くけん制 武器売却で - ảnh 1     ザリーフ外相=IRNA/TTXVN

ザリーフ外相は、サウジアラビア人のジャーナリストがトルコにある総領事館で死亡した事件について「徹底した捜査が必要だ。依然として不明点が多く、事態を注視しなければならない」と述べ、サウジアラビア政府に徹底した原因の究明を求めました。

そのうえで「残念ながらサウジアラビアはイランとの対話を避け緊張を拡大してきた。アメリカはサウジアラビアに多額の武器を売却し、イエメンでは大勢の人を殺害するのに使われている。中東に混乱をもたらしてきた」と述べ、イランと対立するアメリカやサウジアラビアを強くけん制しました。

またトランプ政権が、イラン核合意からの離脱に伴い来月5日から原油取り引きなどの経済制裁を発動させることについて「これはアメリカの制裁であり、国際社会の制裁ではない。核合意を支援するよう求めた国連決議にも違反しており、日本などにも決議に違反するよう要求するようなものだ」と述べ、日本はアメリカの制裁に従わず、来月以降もイランとの取り引きを継続するよう訴えました。

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