この席で、双方はＡＳＥＡＮ・インド戦略的パートナーシップをさらに強化する決意を再確認し、経済・教育・観光など全ての分野で全面的な協力関係を拡大させることで一致しました。

ＡＳＥＡＮの指導者らは、ＡＳＥＡＮ共同体の構築、及び、ＡＳＥＡＮの中核的役割の発揮に対するインドの支持を高く評価しました。一方、インドのモディ首相は、ルックイースト政策を促進していく決意を明らかにし、メコン河流域のラオス・カンボジア・ミャンマー・ベトナム4カ国のインフラ結合・経済デジタル化事業に10億ドルの支援金を供与すると表明しました。また、ＡＳＥＡＮ諸国の学生1000人に奨学金を提供すると共に、ＡＳＥＡＮ・インド大学ネットワークを構築すると明らかにしました。

会合で発言にたったベトナムのグエン・スアン・フック首相は、経済・海上での安全保障・交通システムの結合などの分野におけるＡＳＥＡＮとインドとの協力拡大を支持すると明らかにしました。海上問題について、フック首相は、インドが、1982年国連海洋法条約をはじめ国際法に従って紛争を平和的措置で解決するというＡＳＥＡＮの立場を支持していることを歓迎しました。