ウクライナ首相の辞意、議会が認めず

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ヤツェニュク首相(写真:ロイター)

ウクライナ議会は7月31日、辞意を表明していたヤツェニュク首相の辞任を否決しました。ヤツェニュク氏は首相にとどまることになりましたが、政治の混乱が続けば、なかなか進まないマレーシア機撃墜の調査にも影響が出ることが懸念されます。

ウクライナのヤツェニュク首相は先月24日、「政府の指導力が発揮できなくなった」として、突然辞意を表明しました。しかし、ウクライナ議会は7月31日、臨時議会で辞任を反対多数で否決しました。

辞意表明の直前には、ポロシェンコ大統領を支持する2つの政党が早期の解散・総選挙の実施を目指して連立政権を離脱し、政府の運営が行き詰まっていました。今 回の辞意表明をめぐって、大統領と首相の間にすきま風が吹いていることが露呈した形となり、さらに政治の混乱が続けば、マレーシア機撃墜の調査にも影響が出ることが懸念されます。

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