ギリシャが追加流動性求めず、ECB支援上限据え置き=関係筋

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関係筋によりますと、ECB=欧州中央銀行は29日、ギリシャ銀向けの緊急流動性支援(ELA)の上限を据え置きました。

ギリシャ側がELAの拡大を要請しなかったということです。予想に反し、ギリシャが支援拡大を求めなかったことは、ギリシャ銀の資金繰りが懸念されていたほど悪化していないことを示しています。ECBは過去2週にわたり、上限を9億ユーロずつ引き上げ、約910億ユーロとしていました。

ある銀行関係者は「これはギリシャ経済、および国内銀行にとり前向きな兆候」とし、「ギリシャ銀は現時点では十分な手元資金を確保していますが、本当の正念場は政府が資本規制を緩和した時にやって来る」と語りました。

ギリシャでは預金引き出しが現在も週420ユーロに制限されており、資本規制は第3次支援策がまとまる8月下旬頃まで継続される可能性があります。

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