シリア北部で爆発 米兵含む10人以上死亡 IS声明「自爆攻撃」

(NHK) -シリア北部の町で16日、自爆攻撃とみられる爆発があり、アメリカ軍関係者4人を含む10人以上が死亡しました。過激派組織IS=イスラミックステートは声明を出し、みずからが仕掛けた攻撃だと主張しています。

16日、シリア北部の町マンビジの中心部で、何者かが爆発物を爆発させました。

爆発の瞬間を捉えたとされる映像には、人々が集まっていた建物の前で、突然、爆発が起きて大きな炎が上がり、衝撃で歩行者が倒れる様子などが捉えられています。

現地の情報を集めているシリア人権監視団などによりますと、この爆発で10人以上が死亡したということです。

またアメリカ中央軍は声明を発表し、この爆発で兵士2人を含むアメリカ軍の関係者合わせて4人が死亡したほか、兵士3人がけがをしたことを明らかにしました。国防総省は、シリアで起きた軍事作戦中のアメリカ軍兵士の被害としては過去最悪になるとしています。

過激派組織ISは声明を出し、「殉教者が爆発物を巻きつけたジャケットを爆発させ、有志連合の要員らを殺害した」として、ISによる自爆攻撃だと主張しました。

アメリカのトランプ大統領は先月19日に「ISを倒した」としてシリアからのアメリカ軍の撤退を表明したばかりでした。


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