一方、イギリスに拠点を置くNGO「シリア人権監視団」は、このミサイル攻撃で政府側の戦闘員9人が死亡したとしています。

SANAによりますと、ミサイル2発はダマスカス南郊のキスワ地区に向けて発射され、防空システムによって破壊されました。SANAは先にキスワ地区で「爆発」があったと伝え、国営テレビは同地区での火災の映像を放映していました。

シリア人権監視団のラミ・アブドル・ラフマン代表はAFPに対し、ミサイルの標的はキスワ地区にあるレバノンのイスラム教シーア派原理主義組織ヒズボラとイランのものとされる兵器庫だったと述べました。

ラフマン氏によれば、このミサイル攻撃によって、イラン革命防衛隊の隊員や親イランのシーア派民兵を含む政府側の戦闘員少なくとも9人が死亡しました。

一方、SANAは医療関係者の話として、爆発の結果、幹線道路で民間人2人が死亡したと伝えています。