ダナン空港の土壌内のダイオキシンの処理結果を公表




3日午後、中部ダナン市で、ブ・ドク・ダム副首相の立会いの下で、グェン・チ・ビン国防次官と在ベトナムアメリカ大使館のオシウス大使はダナン空港周辺における土壌中のダイオキシンの処理結果を公表しました。これは、ベトナム国防省とアメリカ国際開発庁の管理の下にあるプロジェクトの一部となっています。

ダナン空港の土壌内のダイオキシンの処理結果を公表 - ảnh 1
(写真:TTXVN)

式典で、ビン国防次官とオシウス大使はこのプロジェクトは技術の面において成功したと強調しました。ビン次官は次のように語っています。

(テープ)

「このような大規模プロジェクトの最重要問題は経費が基本的に解決されたということです。次は、技術問題です。当初、我々は技術に関する幾つかの困難がありましたが、現在までは、ダイオキシンの処理技術を身につけることができました。このプロジェクトが成功裏に実現されることを信じています。」

一方、ダム副首相は「戦争後遺症の克服、特に、枯葉剤の除染作業での協力はベトナムとアメリカ関係における極めて重要な内容の一つである。ダナン空港での土壌中のダイオキシン処理プロジェクトは重要な節目としての有意義なものであり、戦争後遺症の克服、過去を閉じ、未来へ向かう、地域と世界での平和・発展・協力に向けた両国政府の認識と行動の現われでもある。」と強調しました。また、ダム副首相は、アメリカ側に対し、戦争後遺症の克服プロジェクトを推進すると共に、南部ドンナイ省のビエンホア空港、中部ビンデイン省のフーカット空港における「ホットスポット」と呼ばれる枯れ葉剤によるダイオキシンの高濃度汚染地で、ダイオキシン処理プロジェクトを支援し続けるよう要請しました。

なお、ベトナムとアメリカは2012年8月から、ダナン空港周辺で、ダイオキシン除去作業を始めました。土壌中のダイオキシンの処理作業の第2段階は今年年末から予定されています。

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