29日、ハノイで、グェン・フー・チョン共産党書記長はベトナムを訪問中のイギリスのデーヴィッド・キャメロン首相と会見を行いました。

会見で、チョン書記長は「キャメロン首相の今回のベトナム訪問はベトナムとイギリスの戦略的パートナーシップの深化、投資、先端科学技術、金融、銀行、教育養成、国防などの分野における両国間の協力を強化すると共に、両国間の相互理解を深めることに寄与する」と明らかにしました。また、チョン書記長はアジア太平洋地域を含め、世界で発生している紛争を平和的に解決するように働きかけるよう希望を表明しました。

一方、キャメロン首相は「イギリス政府はベトナムとの関係を重視し、ベトナムを地域における重要なパートナーと見なしている」と述べると共に「両国が締結した戦略的パートナー関係の精神に基づき、両国間の協力を強化するように全力を尽くす」と明らかにしました。

同日、ハノイ市内の国家主席官邸で、チュオン・タン・サン国家主席はキャメロン首相と会見を行いました。会見で、サン主席はベトナムとＥＵ＝欧州連合との自由貿易協定が締結されたあかつきに、ベトナムとイギリスとの関係が前向きに発展することへの希望を表明しました。