トランプ氏主張「移民受け入れで犯罪増」に独首相反論

【時事】トランプ大統領は19日、ツイッターに「ドイツでは移民を受け入れて以降、犯罪が10%も増加した」と投稿しました。
トランプ氏主張「移民受け入れで犯罪増」に独首相反論 - ảnh 1       (写真:AFP/TTXVN)

不法入国者を犯罪者として処罰し、子供を親と引き離して収容するトランプ政権の政策が批判を浴びる中、治安面の問題を強調して不法移民阻止の正当化を試みたとみられます。

ロイター通信などによりますと、ドイツでは大量の難民が押し寄せた2015年から16年にかけ、暴力犯罪が増えたという調査結果があり、トランプ氏の主張はこれが根拠とみられます。

ただ、先月発表された統計では、ドイツの17年の犯罪発生件数は前年比で9.6%減少し、犯罪発生率は1992年以降で最低を記録しました。メルケル独首相は19日の記者会見で、トランプ氏のツイートに関し「私の返答は、先に発表された統計を見ればおのずと明らかだ」と反論しました。

トランプ氏は同日の演説でも、アメリカへの不法移民流入について「民主党が支持した抜け穴だらけの法律の結果だ」と述べ、入国管理強化に向けた法改正の必要性を強調しました。「国境がなければ国ではなくなる」とも述べ、メキシコ国境への壁建設を改めて主張しました。

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