マイケル・フロマン通商代表とニン副首相
16日、ブー・バン・ニン副首相はアメリカ訪問を開始しました。アメリカのマイケル・フロマン通商代表との会見で、ニン副首相は「アメリカ側はTPP=環太平洋経済連携協定の交渉内容の一つであるベトナムの繊維製品と履物に対する関税を削減し、ベトナムを市場経済国に認定するよう」希望を表明しました。
また、ニン副首相はアメリカ側に対し、TPPの実施に向けての技術面での支援プログラムを出来るだけ早く実施するよう提案しました。
一方、フロマン通商代表はベトナムの繊維製品に法的枠組を作り出すことを公約するとともに、「アメリカの豚肉と鶏肉がベトナム市場に早期に輸出されるよう」希望を表明しました。
他方、アメリカのジャック・ルー財務長官との会見で、ニン副首相はアメリカ側に対し、ベトナムの財政金融分野への支援を強化し、ベトナムに対するアメリカのODA=政府開発援助を再開するよう希望を表明しました。
更に双方は2015年をめどにする両国を結ぶ直行便の開設とTPPの交渉プロセスの加速で合意しました。