ネパール大地震 犠牲者3300人超に

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( NHK ) ネパール中部で25日発生した大地震では、エベレスト周辺で地震による雪崩に巻き込まれた日本人男性1人を含む3300人以上の死亡が確認されています。現地では余震を恐れて多くの被災者が屋外に張ったテントの中で夜を過ごすなど、厳しい避難生活を強いられています。

日本時間の25日午後、ネパール中部で発生したマグニチュード7.8の大地震でネパールでは多くの住宅や歴史的な建造物が倒壊し、現地の警察によりますと、これまでに3217人の死亡が確認され、6400人以上がけがをしました。

また、この地震で外国人を含む多くの登山者が訪れていたエベレスト周辺で雪崩が起き、現地の日本大使館によりますと、いずれも50代の日本人の男女2人がベースキャンプの近くで雪崩に巻き込まれ、このうち男性が死亡し、女性がけがをしたということです。地震の被害は周辺の国々にも広がっていて、インドで67人、中国のチベット自治区で20人、バングラデシュで2人が死亡したということです。

被害の大きかった首都カトマンズでは倒壊した建物の下に閉じ込められている人たちの救助活動が続いているほか、多くの被災者が余震を恐れて屋外に張った簡易のテントの中などで夜を過ごしました。

このうち、カトマンズ市内の病院の前にある広場では、近くの住民が集まり、26日夜は雨も降ったことからテントの中で家族が身を寄せ合って寒さをしのぐなど、厳しい避難生活を強いられています。

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