パキスタン 議会下院選挙きょう投票 政権交代につながるか注目

(VOVWORLD) -(NHK) パキスタンで議会下院選挙の投票が25日行われます。いわゆる「パナマ文書」をきっかけに辞任に追い込まれたシャリフ元首相の与党に対して反汚職を掲げる野党が支持を広げており、政権交代につながるのか注目されます。

任期満了に伴うパキスタンの議会下院の選挙は25日投票が行われます。

今回の選挙をめぐっては、与党を率いてきたナワズ・シャリフ氏が、いわゆる「パナマ文書」をきっかけに脱税などの疑惑が明るみに出て、去年首相を辞任し、今月には禁錮10年の有罪判決を受けたばかりです。

これに対して地元の人気スポーツ、クリケットのスター選手だったイムラン・カーン氏が率いる野党が、反汚職を前面に打ち出して支持を広げており、選挙の結果次第では政権交代につながる可能性も指摘されています。

パキスタンの人口は去年の国勢調査で2億人を突破し世界第6位と見られます。対立するインドとの激しい核開発競争を経て、現在は事実上の核保有国となっています。

パキスタンの政治状況は隣国アフガニスタンを含めた周辺地域の情勢や、アメリカのアフガニスタン戦略にも大きな影響を及ぼすだけに選挙結果が注目されています。

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