(NHK)パレスチナ暫定自治区のガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスとイスラエル軍との武力衝突が続く中、ハマスは、イスラエル軍のバスを誘導ミサイルで攻撃した瞬間だとする映像を公開し、徹底抗戦の構えを強調しました。
(写真:AFP) |
パレスチナのガザ地区では、ハマスがイスラエル軍から攻撃を受けたことへの報復として、12日以降、400発以上のロケット弾を発射しています。
一方、イスラエル軍もハマスの軍事拠点やハマスのテレビ局が入ったビルなど70か所以上を空爆し、双方合わせて20人以上が死傷するなど武力衝突が続いています。
ハマスは13日未明、ガザ地区に隣接する地域で対戦車誘導ミサイルを使ってイスラエル軍のバスを攻撃した瞬間だとする映像を公開しました。
映像では、イスラエル兵たちがバスから降りたのを見計らったかのようにミサイルがバスに命中し大破させていて、ハマスとしてはみずからの攻撃能力を誇示する思惑がありそうです。
さらに、ハマスは声明を出し「イスラエルが攻撃をやめなければ100万人のユダヤ人が射程に入ることになる」として、ロケット弾をさらに遠くまで発射するのも辞さないと警告し、徹底抗戦の構えを強調しました。