バルセロナでテロ 110人以上死傷 逃げた男の行方捜査

(NHK) -スペイン第2の都市、バルセロナの中心部で人混みに車が突っ込み、13人が死亡、およそ100人がけがをした事件で、警察は現場から逃げた男の行方を捜査しています。スペインのラホイ首相は「世界のほかの都市で起きたのと同じテロ事件だ」と述べたうえで、事件の解決に向けて全力を挙げる姿勢を強調しました。
バルセロナでテロ 110人以上死傷 逃げた男の行方捜査 - ảnh 1     写真:EPA/TTXVN

スペイン北東部のバルセロナで17日夕方、日本時間の18日午前0時ごろ、観光客などでにぎわう中心部のランブラス通りで、車が人混みに突っ込み、これまでに13人が死亡し、およそ100人がけがをしました。

地元メディアによりますと、車は歩行者専用の道路に侵入し、次々に歩行者をはねながら500メートル以上、暴走したということです。
バルセロナにある日本総領事館によりますと、これまでに日本人が被害に遭ったという情報は入っていないということです。
スペインのラホイ首相は事件後に国民に向けてテレビ演説を行い、「世界のほかの都市で起きた事件と同じイスラム教の聖戦を掲げるテロ事件だ」と述べ、事件の解決に向けて全力を挙げる姿勢を強調したうえで、犠牲者や家族などへの支援も行う考えを示しました。
警察はこれまでに事件に関わったと見られる男2人を拘束しましたが、車を運転していた男は現在も逃走を続けていて行方を捜査しています。
警察は、17日夜には、バルセロナから南西におよそ120キロ離れたカンブリスで、今回の事件に関連した捜査を行い、容疑者5人を殺害したと明らかにしましたが、詳しいことはわかっておらず、ほかに関わった容疑者がいないかなど全容の解明を進めています。

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