パレスチナ自治政府とハマスのトップ同士が電話会談、和解に勢い

【AFP】パレスチナ自治政府のマハムード・アッバス議長とガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスの最高指導者イスマイル・ハニヤ氏が18日、ほぼ1年ぶりに電話会談で言葉を交わしたことが分かりました。
パレスチナ自治政府とハマスのトップ同士が電話会談、和解に勢い - ảnh 1        (写真:AFP/TTXVN)

10年にわたり争いが続いていた両者の突然の和解に勢いをつけるものです。

パレスチナ解放機構の公式通信社、パレスチナ通信によりますと、国連総会に出席するためアメリカニューヨークを訪問中のアッバス議長はハニヤ氏との電話で「和解の雰囲気が広がっていることへの喜びを表明した」といいます。

一方、ハマスが発表した声明によるとハニヤ氏は「(ハマスは)分裂を終わらせるために着実に前に進む決意で、パレスチナ人の結束を目指す」と述べました。ハマスの報道官はAFPに対し、ハニヤ氏とアッバス議長が言葉を交わしたのは、昨年10月のカタールで会って以来だと述べました。

ハマスは17日、アッバス議長率いるファタハが求めていたガザ地区の行政組織の解体で合意し、統一政府の樹立に向けた選挙や交渉の用意があると発表していました。

パレスチナ自治政府はヨルダン川西岸にあります。ガザ地区は2007年からハマスが実効支配しています。

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