ビクトリア湖 フェリー転覆 死者200人超に アフリカ
(NHK)アフリカ最大の湖ビクトリア湖で数百人を乗せたとみられるフェリーが転覆した事故で、死者の数は200人を超え、タンザニア政府は定員を大きく上回る乗客を乗せていたことが転覆の原因とみて捜査を進めています。
(写真:THX/TTXVN) |
タンザニア、ウガンダ、ケニアの3か国にまたがるアフリカ最大の湖ビクトリア湖で20日、数百人が乗ったとみられるフェリーが転覆しました。
現地メディアによりますと、ダイバーなどによる救助活動が続けられ、事故から3日目の22日、転覆して逆さまになった船内で男性1人が見つかり、救出されたということです。
男性は船内にたまった空気を吸って生き延びていたとみられ、救出されたあと救急車で病院に運ばれたということです。
現地メディアによりますと、これまでの救助活動でおよそ40人が助け出されましたが、死者の数は207人に上るということです。
フェリーの定員は100人だったとみられ、タンザニアのマグフリ大統領は「乗客や荷物を積み過ぎていたことは明らかだ」と述べて、船の関係者を拘束するよう指示し、捜査が進められています。