写真提供：　Hoai Nam

ロベルト・アンプエロ・エスピノサ外相との会見で、双方はチリがAPEC年2019を成功裏に主催するよう、緊密に協力すること、多国間フォーラムで連携することで一致した他、ベトナム東部海域（南シナ海）の海上・上空の自由航行、法施行などについて話し合いました。フエ副首相は双方に対し、高級訪問団の交換や両政府、及び各省庁の協力体制の強化、CPTPP＝包括的かつ先進的な環太平洋経済連携協定の早期批准、貿易自由化に力を入れるよう要請しました。

一方、フェリペ・ラライン財務大臣との会見で、フエ副首相はチリが「中所得国の罠」の回避や公的債務の解決が図られたことを祝うとともに、双方に対し、財政分野での協力を強化し、東南アジアとラテンアメリカ市場への双方の企業の進出に条件を作り出すよう提案しました。ラライン財務大臣は「フエ副首相の訪問は両国関係の深化に貢献するであろう」と強調した上で、ベトナムとの財政分野での協力や通貨政策の運営に関する経験の交換を行う用意があると表明しました。