フック首相（左）とカネル議長（右）

キューバのミゲル・ディアス・カネル国家評議会議長との会見で、フック首相は、貿易・投資・農業・教育・科学技術・国防・安全保障などの分野において展開中の協力枠組みを強化させるととに、新たな分野での協力を拡大するよう提案しました。一方、キューバのカネル議長は、両国の経済協力をさらに拡大させる必要があると述べ、キューバに進出しているベトナムの投資プロジェクトの効果を高く評価しました。

ブルガリアのルメン・ラデフ大統領との会見で、フック首相はブルガリア政府に対し、自国の企業に、エネルギー、エコテクノロジー、バイオテクノロジーなどの分野におけるベトナムへの進出を奨励するよう提案すると共に、ベトナムとＥＵのＦＴＡ自由貿易協定の早期締結を働きかけるよう訴えました。一方、ブルガリアのラデフ大統領は、両国関係をさらに実質的に発展させることで一致しました。

クロアチアのキタロヴィッチ大統領との会見で、フック首相は、ベトナムはベトナムに進出しようとするクロアチアの企業にできるだけ便宜を図ると明らかにし、両国の訪問団の交換を強化するよう提案しました。一方、クロアチアの同大統領は、両国の経済関係をさらに強化することで一致しました。

フィジーのバイニマラマ首相との会見では、ベトナムは、農業と食糧安全保障に関する経験を交換する用意があると述べました。両首相は、二国間と多国間の協力枠内で、気候変動と海洋水位上昇への対応、及び、海の持続可能な開発において協力を強化するで一致しました。

27日午後、フック首相は、グテーレス国連事務総長及びガルセス国連総会議長と個別会見を行いました。これらの会見で、フック首相は、ベトナムは国連の責任あるメンバーとして国連の諸活動に積極的に参加していると強調し、国連に対し、ベトナムの国連ミレニアム目標実現を引き続き支援するよう訴えました。

27日夜、フック首相とその一行は第73回国連総会への参加を成功裏に終え、帰国の途につきました。