２３日午前、ハノイの国家主席府で、グェン・スアン・フック首相はベトナムを公式訪問中のトルコのビナリ・ユルドゥルム首相を迎える歓迎式を主催しました。その後、両首相は会談を行いました。

席上、フック首相は、トルコの首相による初のベトナム公式訪問を歓迎すると共に、この訪問を両国関係の中で重要な歴史的節目であると見なしました。

政治関係について、双方は、各レベル代表団の相互訪問を強化し、両国の各省庁や部門、地方の協力関係を奨励することで一致しました。また、両首相は現在、日増しに緊張しているテロ情勢を懸念すると共に、テロとの戦いに向けたあらゆる努力を支持してゆくと強調しました。

さらに、両首相は、２０２０年をめどに両国の貿易総額を４０億ドルにするという目標達成に努力することで合意しました。会談後、両首相は、両国の各省庁による複数の協力文書の調印式に立ち会いました。

その後、両首相は共同記者会見を行い、会談の結果を通知しました。記者会見で、フック首相は次のように語りました。

（テープ）

「私たちは、２０２０年をめどに両国の貿易総額を４０億ドルにするという目標達成に向けて、貿易の協力を優先課題と見なすことで一致しました。また、多くの分野においてそれぞれの国の地方や企業の経営投資活動に有利な条件を作り出すことを公約しました。その他、私たちは、文化、教育養成、観光、交通運輸などの協力活動についても意見交換をしました。」

これとは別に、23日午後、国会議事堂で、グェン・テイ・キム・ガン国会議長はトルコのビナリ・ユルドゥルム首相と会見を行いました。会見で、ガン議長は今回のトルコ代表団には多くの企業が同行していることから、両国は投資分野において多くの契約を締結できるだろうと希望を表明しました。また、「今後、両国関係を強化するため、両国は高級指導者の相互訪問を強化する必要がある」と明らかにしました。