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席上、ベトナム人実業家らは、この間、収められてきたベトナムの経済社会の成果を高く評価すると共に、多くの分野においてベトナムへ投資を行いたい意向を表明しました。また、貿易活動の円滑化を目指して、実業家らは、双方の指導者に対し、ベトナムの首都ハノイとタイのナコーンパトム県を結ぶ陸路と空路の開設を提案しました。一方、フック首相は「ベトナムとタイは2020年までに、二国間の貿易総額を200億ドルにする目標を設定しており、観光発展と投資協力をさらに促進してゆく」と強調した上で、タイ在住ベトナム人実業家たちがこの目標の達成に向けてさらに尽力し、両国間の協力を推進する為の架け橋としての役割を果たすよう希望を表明しました。同日午前、フック首相は、ナコーンパトム県にあるホーチミン主席の記念館に線香を手向けました。

フック首相によるタイ公式訪問にあたり、両国は共同声明を発表しました。声明には両首相は戦略的パートナー関係の推進を目指し、協力分野を拡大することで一致したとしています。これに基づき、双方は国防協力を強化し、情報の交換や人材育成の相互支援を行なう一方、犯罪人引渡し協定や、刑事に関する司法互助協定の交渉を行なうことでも合意しました。また、2020年までに、双方の商取引額を200億ドルにする目標を設定したほか、タイ側はベトナムに進出しようとしているタイの民間企業を支援すると明らかにしました。双方は陸路、海上、航空輸送の連携を強化する決意を表明しました。

さらに、両首相はベトナム東部海域の平和、安定、安全保障、海上・上空の自由航行を維持する重要性を訴えるとともに、DOC＝海上行動宣言を完全履行し、COC＝海上行動規範を早期作成することへの支持を強調しました。