フランス、日本のエボラ未承認薬を臨床試験へ

フランス、日本のエボラ未承認薬を臨床試験へ - ảnh 1
(写真:AP)


フランス政府は21日、エボラ出血熱の感染が広がる西アフリカのギニアで来月、富士フイルムのグループ会社が開発した薬「アビガン」の臨床試験を始めると発表しました。

発表によりますと、試験はフランス国立保健医学研究所が中心となり、ギニアの病院で実施。主に初期の患者に対してアビガンを投与し、効果を調べます。今年末までに予備検査の結果が出る見込みです。同研究所の担当者は今年9月、ル・モンド紙で、試験対象者は60人程度になるとの見込みを示していました。

アビガンは日本国内では抗インフルエンザ薬としての承認を受けていますが、エボラ出血熱の治療薬としては未承認です。フランスでは、9月に入院したエボラ出血熱患者に緊急措置として投与されました。この患者は今月、退院しました。

ご感想

他の情報