ベトナムとフランスの経済協力関係は順調に発展しています。フランスは欧州諸国の中でベトナムの第5位の貿易相手国であり、2017年の双方の商取引額は46億ドルに達しました。

開発協力に関し、フランスはベトナムに対する最大のODA＝政府開発援助供与国であり、1993年以来のODA公約額は184億ドルにのぼっています。一方、1980年代の初めから、両国の教育訓練分野での協力は順調に進められ、フランスに留学したベトナム人学生はこの10年間でおよそ40%増加し、現在は7千人あまりとなっています。科学技術、国防・安全保障、医療分野での協力も進展を見せています。

フランス首相の今回の訪問はベトナム・フランスの戦略的パートナー関係の強化を目指すものであると同時に、両国企業に対し、それぞれの市場へのアプローチや潜在力、需要の把握に条件を作り出すことが狙いです。