プーチン大統領 シリア空爆の正当性を強調


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プーチン大統領=AFP


(NHK) ロシアのプーチン大統領は22日、南部のソチで国内外の国際政治の専門家を前に演説を行い、ロシアが過激派組織IS=イスラミックステートと戦うアサド政権を支援するとして空爆を続けるシリア情勢について言及しました。
プー チン大統領は「テロリストの数は増加し、いわゆる穏健な反政府勢力に渡される武器がテロリストに渡っている」と述べ、アサド政権と戦う反政府勢力を支援し ている欧米を非難しました。そのうえで、「時には、ならず者どもがテロリストの側に喜んで移っている。テロリストを穏健なグループとそうでないグループに 分けるという、ことば遊びをしてはならない」と述べ、反政府勢力も空爆の対象にしていると欧米から批判を浴びるなか、空爆の正当性を強調しました。
シ リア情勢を巡っては、23日、オーストリアのウィーンで、アメリカとロシア、それにトルコとサウジアラビアの4か国の外相が事態打開に向けて協議します。 しかし、反政府勢力を支援するアメリカやトルコ、それに、サウジアラビアがアサド大統領の退陣を求めているのに対し、ロシアはアサド政権への軍事支援を強 めているための協議は難航が予想されます。

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