ロシアの大統領府によりますと、プーチン大統領は4日、アメリカの独立記念日を祝う書簡を送り、この中で「米ロ関係は、意見の相違があるものの、世界の安 定にとって重要だ」と記しました。
(写真:Sputnik)
そのうえで、過激派組織IS=イスラミックステートとの戦いなど、世界的な脅威に協力して立ち向かうためにも、「相手の 利益を尊重し、対等な立場で対話を行うよう」求めています。
プーチン大統領は、みずからが勢力圏とみなすウクライナで、欧米がロシア寄りの前の政 権を崩壊するのを後押ししたとみています。
プーチン大統領は、今回の書簡を通してウクライナ情勢を巡って対立を続けるアメリカに対してロシアの利益を尊重 するよう歩み寄りを求めたものとみられます。