チョン書記長はポンペオ国務長官と会見

9日午前、アメリカのポンペオ国務長官はベトナムのファム・ビン・ミン副首相兼外相の招きに応じて、8日と9日の両日行われたベトナム公式訪問を成功裏に終え、ハノイを発ちました。

これより前の8日午後、ハノイで、グェン・フー・チョン共産党書記長はベトナムを訪問中のアメリカのポンペオ国務長官と会見を行いました。会見で、チョン書記長は双方は各レベルの訪問団の交換、各分野における協力の効果向上、戦争後遺症の克服のため引き続き取り組むよう提案しました。また、「ベトナムはアメリカとの関係を重視している」と強調した上で、両国国民の利益、地域と世界の平和、安定、発展のため、両国間の全面的協力パートナー関係が今後もますます発展することへの確信を表明しました。

一方、ポンペオ国務長官は「アメリカはベトナムとの全面的協力関係を強化することを望んでいる」と明らかにすると共に、ベトナム戦争後遺症の克服、国際法を基礎に、ベトナム東部海域（南シナ海）の紛争を解決すること、インド・太平洋におけるASEANの核心的役割を支持している」と明らかにしました。

フック首相はポンペオ国務長官と会見

9日午前、ハノイで、グェン・スアン・フック首相はポンペオ国務長官と会見を行いました。会見で、フック首相は「ベトナムはアメリカとの関係を重視している」と強調した上で、ベトナムとアメリカとの関係が実質的、かつ、効果的に発展し、地域と世界の平和、安定、発展に貢献することを望んでいる」と強調しました。また、両国間の経済、投資関係の発展に喜びの意を表明しました。一方、ポンペオ国務長官はアメリカはベトナムとの全面的パートナー関係を重視していると述べると共にベトナム戦争後遺症の克服を支援することを強調しました。

 同日、ポンペオ国務長官はファム・ビン・ミン副首相兼外相と会談を行いました。会談で、双方は貿易、投資協力を両国関係の原動力とみなしていること、国防分野に関する合意書の履行、教育養成関係、草の根外交の強化で一致しました。ポンペオ国務長官はベトナム中部ダナン空港のダイオキシン汚染消毒プロジェクトの成功を受けて、今後も、南部ビェンホア空港のダイオキシン汚染消毒プロジェクトを始め、ベトナム戦争の後遺症の克服を支援することを確約しました

双方はベトナム東部海域で発生した複雑な情勢に懸念を表明した上で、１９８２年の海洋法条約を始め、国際法を基礎に、紛争を解決することを再度強調しました。