ベトナム・インド共同宣言

(VOVWORLD) - インドのコビンド大統領のベトナム訪問に当たり、両国は共同宣言を発表しました。

共同宣言は、「ベトナムのグエン・フ・チョン党書記長・国家主席とインドのラム・ナート・コビンド大統領両国間の全面的戦略的パートナーシップを深化させていく決意を再確認した」と明記しました。

会談の席で、双方は、二国間関係や、地域と国際の問題について意見交換をした他、多くの分野にいてベトナム・インド間の全面的な戦略的パートナーシップを深化させる必要性を強調しました。また、両指導者は、国防安全保障を二国間の全面的な戦略的パートナーシップの重要な柱の一つとして確認し、双方の貿易取引総額を150億ドルにするための政策や具体的かつ適切な措置を講じる必要があることで一致しました。

コビンド大統領は、「ベトナムは、インドのルックイースト政策において重要な存在であり、ASEAN地域における重要な対話相手国でもある。」と明らかにすると共に、双方の努力により、2020年をめどに貿易取引総額を150億ドルに増やすという目標は達成できるだろうと確信しました。

一方、チョン書記長は、「ベトナムはインドのルックイースト政策を支持している」と確認しました。また、双方は、国連をはじめ国際場裏で、相互支援や、連携・協調を強化していくことで一致しました。インドが2020~2021年期におけるベトナムの国連安全保障理事会入りを、そして、ベトナムは2021~2022年期におけるインドの国連安全保障理事会入りを支持します。

コビンド大統領が就任後の初の外遊先としてアジア諸国の中でベトナムを選んだことはインドがベトナムを重視していることや、両国関係が良好に発展していることを示すものとしています。

ご感想

他の情報