ベトナム、再び中国に抗議

(VOVWORLD) - 22日、ハノイで、外務省の定例記者会見が行われました。
ベトナム、再び中国に抗議 - ảnh 1   中国がベトナムのホアンサ群島に属するボンバイ島で建設工事(写真: AMTI/CSIS)

席上、外務省のグエン・フゥオン・チヤ副報道官は、台湾がベトナムのチュオンサ群島に属するバビン島で実弾演習を行ったことに関する記者団のインタビューに答えました。

その中で、「台湾のこの行動はベトナムの領有権を深刻に侵犯し、海上での平和、安定、安全保障、航行の安全を脅かしている」と非難したうえで、「ベトナムはこれに断固として反対し、台湾側に対し、直ちに中止するよう要求する」と語りました。

また、中国がベトナムのホアンサ群島に属するボンバイ島で建設工事を進めていることに関し、チャ副報道官は、「これはベトナムの領有権を深刻に侵犯し、両国の指導部の共通の認識や、DOC=海上行動宣言に逆行するものである」と非難しました。

そのうえで、中国側に対し、これらの行動を中止し、ベトナムの主権と国際法を尊重し、両国関係の強化や、地域の平和、安定に貢献する具体的な行動をとるよう要請しました。

今後3年間、COC=海上行動規範に関する交渉を完了させるという中国の発言に関し、チャ女史は、「ASEAN諸国は数回にわたり、COCを早期に制定する必要があると強調してきた。拘束力があり、1982年国連海洋法条約を含め国際法に合致するCOCを達成しなければならない」と語りました。

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