19日、朝鮮民主主義人民共和国の首都平壌で、韓国のムンジェイン大統領と朝鮮のキムジョンウン朝鮮労働党委員長が会合を行い、朝鮮半島の非核化を目指す合意に署名しました。20日、ハノイで行なわれた外務省の定例記者会見で、レ・ティ・トゥ・ハン報道官はこれに関し、次のように語りました。

（テープ）

「ベトナムは南北朝鮮首脳会合の結果と合意の署名を歓迎します。また、朝鮮半島の非核化に向けての双方の対話、首脳会合、建設的かつ実質的な行動の促進、地域と世界の平和、安定の維持を目指す対話の推進を支持します。」

一方、先ごろ、英国海軍はベトナム東部海域（南シナ海）のホアンサ諸島（パラセル諸島）周辺海域に揚陸艦「アルビオン」を派遣し、「航行の自由作戦」を実施したことに関し、ハン女史は次のように語りました。

（テープ）

「1982年国連海洋法条約の締約国、及びベトナム東部海域に面する国家として、ベトナムは海上・上空の自由航行、国際法、中でも1982年国連海洋法条約を尊重するという一貫した立場を強調します。ベトナムは各国に対し、海洋での国際義務や法支配の原則を遵守し、平和、安定の維持に貢献するよう要請します。」