ベトナム、生物圏保護区を気候変動対応手段として利用

(VOVWORLD) - GEFの第6回総会には、加盟183ヶ国の環境担当大臣や高官、及び国連機関、銀行、政治社会組織などの指導者、合わせて1500人が参加しています。

6月23日から29日に中部港湾都市ダナンで開催中の第6回GEF=地球環境ファシリティ総会に当たり、天然資源環境省所属生物多様性保護局局長を努めるファム・アイン・クオン博士は、気候変動対応のための生物圏保護区の企画に関する記者団のインタビューに応えました。

その中で、クオン博士は、「当面、生物圏保護区への気候変動の影響、および、生物圏保護区を気候変動対応手段として利用する可能性を評定するとともに、気候変動対応を視野に入れる生物圏保護区システムの土地区画整理の一本化、気候変動適応を目指す以前の企画の点検・調整を進める必要がある」と訴えました。

また、クオン局長は、「ベトナムは世界の経験を参考にして、各生物圏保護区を結びつける生物の多様性による緑の回廊を作り、持続可能な発展に対する生物多様性の役割に関する共同体の認識を向上させる必要がある」と指摘しています。

ご感想

他の情報