ペンス副大統領「完全非核化まで制裁」 米朝首脳会談前に強調

(VOVWORLD) - 今月末に行われる2回目の米朝首脳会談について、アメリカのペンス副大統領は、北朝鮮の完全な非核化が実現するまで制裁による圧力をかけ続ける必要があると強調しました。

アメリカのペンス副大統領は16日、ドイツで開催されている「ミュンヘン安全保障会議」で演説し、今月27日と28日にベトナムのハノイで行われる予定の2回目の米朝首脳会談について、「トランプ大統領は平和の実現が可能であると信じている」と述べました。

そのうえで「われわれは過去の過ちを繰り返さない。完全かつ検証可能な朝鮮の非核化が実現するまでわれわれは確固たる立場を崩さない」として、完全な非核化が実現するまで制裁による圧力をかけ続ける必要があると強調し、改めて各国に国連安全保障理事会の制裁決議の確実な履行を求めました。

2回目の米朝首脳会談では朝鮮による核関連施設の申告や査察の受け入れとともに、アメリカが見返りとして何らかの譲歩策を示すのかも焦点となっています。

朝鮮の実務協議を担うアメリカのビーガン特別代表は「信頼醸成につながるさまざまな措置について話し合う用意がある」としていて、会談を前に来週行われる予定の実務協議の行方が注目されています。(NHK)


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