ベトナム、多国間主義を支持


24日、ニューヨークで行われている第71回国連総会のハイレベルな討論会で、ファム・ビン・ミン副首相兼外相はベトナム政府を代表して、演説を行いました。その中で、改革、刷新、創造、経済再構築という傾向を強調し、「グローバル化は、連携、各国や、各地域間の協力、連携にチャンスをもたらしている」と語りました。

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(写真:bbc.com)


ミン副首相兼外相は、世界経済の遅い回復や、保護主義の増加、及び、食糧安全保障、水源安全保障に対する試練、天然資源枯渇、気候変動、疫病、衝突、テロ、武力行使、武力による威嚇の増加などに深い懸念を表明し、次のように語りました。

(テープ)

「問題と試練を解決するための多国間協力は、効果的かつ持続的方法となっています。というのは、大国も、小国も、貧困国も、富裕国も1カ国単独でこれらの問題を解決できないからです。同時に、多国間協力を通じて、各国は利益を調和することができます。ベトナムは国連をはじめ多国間協力体制を支持します。」

このように語ったミン副首相兼外相は、「国際法は、安定した国際安全保障の基本的な要素である一方、一方的行動や、武力行使、覇権主義などは情勢の緊張と複雑化を招く」と指摘した上で、「国際法、国連憲章の遵守は世界の平和、安全保障の土台となる」と強調しました。

また、「ベトナムは持続可能な開発のための2030アジェンダを厳格に実施し、先進国に対し、発展途上国支援活動に先頭に立つよう呼びかけている」と語りました。

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