ベトナム、強固なASEAN共同体構築のため、ASEANと協力



20日午後、スイスのダボスで開催されていたWEF=世界経済フォーラムの第47回総会に出席中のグエン・スアン・フック首相は「多様化された世界におけるASEANのやり方」、及び、「ASEAN製造業の特徴」に関する2つの会議に参加した他、OECD=経済協力開発機構のアンヘル・グリア事務総長、JETROジェトロ)= 日本貿易振興機構の石毛(いしげ)理事長らと会見を行いました。

ASEANに関する会議で、フック首相は「ASEANは地域内への投資を誘致するため、経済共同体ロードマップを効果的に実現し、FTA=自由貿易協定がもたらすメリットを生かす必要がある」と強調しました。

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フック首相と OECDのグリア事務総長との会見(写真:Chinhphu.vn)

OECDのアンヘル・グリア事務総長との会見で、フック首相は「双方は気候変動に適応できる農業、ハイテク産業、裾野産業、投資、金融、教育養成などの分野における協力を強化するよう」希望を表明すると共に、「ベトナムと協力して、APEC年2017を行なうよう」提案しました。一方、グリア事務総長はベトナムが提案する分野において、支援する用意があることを確約しました。

また、JETROの石毛理事長との会見で、フック首相は「ベトナムと日本との広範な戦略的パートナー関係を強化するため、JETROは今後も、ベトナムと日本との架け橋としての役割をさらに発揮するよう」希望を表明しました。一方、石毛理事長はベトナムと日本との経済、貿易関係を強化する意向を表明しました。

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