メイ英首相、自分を降ろしても議会の票読みは変わらない

(bloomberg.co.jp)メイ英首相は18日、保守党党首としての自身への不信任要求はEU=欧州連合との交渉の妨げになるとした上で、別の人物が首相になっても自分と同じ問題に直面すると指摘しました。
メイ英首相、自分を降ろしても議会の票読みは変わらない - ảnh 1       (写真:EPA/TTXVN )

メイ首相は自分の離脱案が唯一の入手可能な提案だとして、議会に支持を求めています。

メイ氏の首相の座は現在、かつてないほど大きく揺らいでいます。離脱協定案に抗議して先週EU離脱担当相を辞任したドミニク・ラーブ氏は、メイ首相がEUのいじめに屈していると非難しました。他の離脱強硬派らは党首不信任投票を呼び掛けていますが、まだ必要数に達していません。閣僚の一員はメイ首相の離脱案の変更を議論するため会合を開いています。

メイ首相が議会承認を取り付けるとしたら、首相自身も述べているように、それは議員が首相案を好ましいと考えるためではなく、より良い代替案がないためです。メイ首相は自分の知る限り、党首不信任投票を求める保守党議員の数は必要数に達していないと述べており、これは首相の戦略成功を示す兆候の1つです。

メイ首相はスカイニューズの番組「ソフィー・リッジ・オン・サンデー」とのインタビューで、「重要なのは私ではなく、国にとって何が正しいかだ。そして私に関しては、交渉上極めて重要な今週、この重大な仕事から気をそらされることはない」と発言しました。「現時点でリーダーを代えても交渉はたやすくならず、議会の票読みも変わらない。不確実性が増すだけだ」と指摘しました。

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