（写真：AFP/TTXVN）

シュタインマイヤー大統領は、すべての政党に政権樹立を試みる義務があると指摘するなどして、再選挙は最後の手段と認識していることをうかがわせました。メルケル氏はシュタインマイヤー氏との会談後、ＡＲＤテレビで、少数政権に懐疑的な見方を表明しました。少数政権で首相を担当する予定がないと語りました。

連立政権に戻らない方針を掲げるＳＰＤ＝ドイツ社会民主党に対し、メルケル氏はＺＤＦの取材で「彼らが（統治の）責任を担うべきだとすれば、よく熟慮してもらうことを期待したい」と話しました。

メルケル氏は、辞任する理由が見当たらないとし、再選挙実施なら自身の保守ブロックはこれまでになく一致団結した姿で望む方針を明言しました。「再選挙があれば、受け入れる必要がある。何も恐れていない」と語りました。

この日公表された世論調査結果によりますと、再選挙実施でも９月の選挙とほぼ同じ結果となり、緑の党の躍進が目立つ見通しです。

フォルサがＲＴＬテレビ向けに行った調査では、２６日に投票が行われれば、メルケル氏率いるＣＤＵ・ＣＳＵ＝キリスト教民主・社会同盟の得票率が３１％、ＳＰＤが２１％、緑の党と極右政党「ＡｆＤ＝ドイツのための選択肢」が１２％、ＦＤＰ＝自由民主党が１０％などとなりました。