メルケル独首相の連立交渉失敗-4期目続投に向けた選択肢狭まる

(bloomberg.co.jp)ドイツのメルケル首相は、新たな連立政権樹立に向けた取り組みが失敗したことを認めました。
メルケル独首相の連立交渉失敗-4期目続投に向けた選択肢狭まる - ảnh 1       (写真:Bloomberg)

これを受け、ドイツは再選挙に向かう可能性があり、欧州の指導者で最も在職期間が長いメルケル氏が政権を維持できるかどうか不透明になっています。アジア時間20日の外国為替市場ではユーロが下落しました。

首相率いるCDU・CSU=キリスト教民主・社会同盟とFDP=自由民主党、緑の党による連立に向けた1カ月に及ぶ予備的協議は、FDPの交渉担当者が退席したことで20日へと日付が変わる直前に決裂しました。

メルケル氏は暫定首相として職務を続け、今後について20日に大統領と協議すると説明しました。在職12年のメルケル氏は、欧州の危機時にも安定の要としての役割を果たしてきましたが、連立協議の決裂は、特定のイデオロギーに偏らない同氏の現実的な統治手法の限界を示し、4期目続投に向けた選択肢は大きく狭まりました。

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