(VOVWORLD) -22日、リビア東部から進軍してきた有力軍事組織「LNA=リビア国民軍」は、国際社会の承認を受けているシラージュ暫定政権軍が拠点とする首都トリポリで攻撃を強化すると表明しました。
(写真:AFP/TTXVN) |
軍事衝突が始まってから3週目で死者数は254人に達しました。
ハフタル司令官率いるLNAはトリポリを目指し軍を進めてきましたが、同市の南側の防御は突破できていません。
現地に入ったロイターの記者によりますと、シラージュ暫定政権軍はここ数日でLNAの戦線を南方に押し戻したもよう。LNAはトリポリの軍事施設への空爆を実施したとしています。
LNAのアフメド・ミスマリ広報担当は記者団に、軍は後退していないと強調し、戦闘が繰り広げられている地域の人口が密集しているため、進軍のペースが遅くなったと主張しました。
LNAは新たな攻勢に出るため予備兵を導入しているとし、数日中に迫撃砲や歩兵も活用すると述べました。詳細は明らかにしませんでした。