ロシア 中国へ天然ガス パイプライン着工

ロシア 中国へ天然ガス パイプライン着工 - ảnh 1

ロシアの東シベリアで産出される天然ガスを、将来、中国に輸出するための新たなパイプラインの起工式が行われ、出席したプーチン大統領は、ロシアと中国の緊密ぶりをアピールしました。

このパイプラインは、ことし5月、ロシアが中国に天然ガスを30年にわたって供給することが決まった結果、建設が始まったもので、「シベリアの力」と名付けられました。
1日、東シベリアのガス田に近いヤクーツク近郊で起工式が行われ、プーチン大統領のほか中国から張高麗副首相が出席しました。
この中でプーチン大統領は「このプロジェクトは、ロシアと中国とのハイレベルな協力関係の下で実現した。中国政府と習近平国家主席に感謝したい」と述べ、両国の緊密ぶりをアピールしました。
パイプラインは東シベリアのガス田と極東のウラジオストクを結び、総延長は4000キロとなる計画で、中国への輸出は、中継地点のアムール州のブラゴベシチェンスクから、早ければ2018年に始まるということです。
ウクライナ情勢を巡って、欧米との対立を深めるプーチン政権としては、中国とのエネルギー協力を強調することで、対立する国々をけん制するねらいがあるとみられます。

ご感想

他の情報