ロ政府、米の「工作員」逮捕を非難 首脳会談損なう狙いと主張

【AFP】アメリカで、ロシア政府の工作員として国内政治に影響を及ぼそうとしたとされる女が逮捕された問題で、ロシア政府は18日、逮捕は米ロ首脳会談の「前向きな結果」を損なうことを意図した動きだと非難しました。

ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は記者らに対し、ロシア人のマリア・ブティナ容疑者(29)の逮捕は首脳会談の「前向きな影響を最小化するという明らかな任務」により実行されたと述べました。

ブティナ容疑者の逮捕は、ドナルド・トランプ大統領がフィンランドの首都ヘルシンキで行ったウラジーミル・プーチンロシア大統領との会談後、空路帰国しているさなかに発表されました。

ザハロワ報道官は記者らに対し、「われわれの同胞に対するそのような根拠のない主張は単純に奇妙に見える」と指摘しました。さらに、ブティナ容疑者は「長期」にわたって公に米国に居住しており、誰からも隠れたりしていなかったと述べました。

同報道官は「FBI=米連邦捜査局には、明らかに政治的な指示を単純に実行しているという印象がある」とし、ブティナ容疑者の逮捕は首脳会談に合わせて実行されたとの見方を示しました。

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